基礎から学ぶISO感度
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01はじめに

絞り、シャッタスピード、そしてISOを理解すると自分が撮りたい写真を撮れるようになります。まずISO以外の2つに関して復習してみましょう。

02絞りの簡単な復習

絞り(Apeture)

絞りはカメラ本体にあるセンサーに光を届けるために開けるレンズの大きさを指します。
数字が小さくなるほど開口部が大きくなります。
また数字が大きくなると開口部は逆に小さくなってしまい、光がほんの少ししか入りません。
この2つのトップメーカーに絞ってお話を進めていきます。

画像の明るさはこの開口部の大きさでなんとなくイメージができるかと思います。
絞り値は他にも被写界深度と言うものに関係してきます。
数字が大きくなる(開口部が小さい)ほど視界は全体に広がります。
つまり遠くまでくっきりと映し出すことができます。
そして、逆に絞り値が小さくなる(開口部が大きい)ほど今度はある部分にしか焦点を当てることができません。

イメージにして覚えよう

レンズの開口部を私たちの目だと想像してみてください。
遠くを見るときは目を細めたり手で丸く穴を作ってのぞいたりする事があると思います。
全体の雰囲気や背景などの写真にとても適しています。
そして、何かにじっと集中して見るときは目をカッと見開いてみているはずです。
もし、人物や物に焦点を当てたいときにはレンズの開口部を大きくすると集中してくれるはずです。笑
そんな感じで覚えて後で思い出してくれれば絞りは大丈夫だと思います。

シャッタースピードの復習

では、次にシャッタースピードについておさらいしていきましょう。シャッタースピードは文字通りシャッターを切る時間を指します。レンズの開口部を開けている時間を短くすればするほど、光はあまりセンサーに取り込まれないですよね。逆にレンズの開口部を開けている時間を長くするとその時間だけたくさんの光を集めることができます。

動体視力?関係あるかな?
速いと止まって見える。
遅いとぼやけて見える。
この機能を利用して、スポーツやすばしっこい子供などの撮影にはシャッタースピードを速く設定し、逆に星の動きを観察するために長い間開口部を開けておく方法もあります。
ただ、シャッタースピードが速いとカメラのシャッタを押す時にわずかにカメラが動きます。
この動きも捉えてしまうことがあるので三脚やスタビライザーなどを使用すると良いでしょう。

03ISOについて

さて、ここから今回のメインです。 ISOについてお話ししていきます。
ISOは標準に設定できる数値は64~25600の間となります。
ISO(International Organization of Standardization) 感度とは光を受け取る際にセンサーが感じる感度の事です。

 ISOの役割って?

◆露出を変える

光の量を調節し写真の明るさを調節します。

◆ノイズの数値を変る

ISOが高いとISOが低いフィルムよりも粒子が粗くなり、ISOが高いとノイズの多いまたは「粒子の粗い」画像になります。ノイズが出ないように調節することができます。
また、逆にノイズを増やして薄気味悪さを出すことも可能です。

 どんな時に使えば良い?

◆暗い場所での撮影 (ISO800~)

暗い場所や夜間などの撮影はISOを高くして撮影する事により明るくすることができます。ただし高すぎるとノイズが出てしまうので何度か試し撮りをして調節が必要になります。

◆ちょっと曇った日の撮影 (ISO300~800)

もう少し明るかったらなぁ〜でもストロボは使いたくないし…っと言う時などにしようすると便利です。

◆明るい場所や遅いシャッタースピードの撮影 (ISO100~300)

明るい場所での撮影では光を集めるための努力は必要ないですね。笑。
また、シャッタースピードを遅くしたい時などは開口部が通常よりも長く空いているため光を十分に集めることができます。

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