記入式のPDF ファイルをInDesignで作る
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はじめに

アンケート用紙を作って相手の方に記入してもらい、メールで送信できるようなpdfがあれば便利ですよね。
クライアントへの質問用紙などを送る際に使用したりしています。
WEBサイトを作る際にドメインは持っているか?持っていたらその名前は?などなど、細かく聞く内容が数多くあります。

そんな中で電話で聞くのも良いですが相手の時間をとってしまいます。記入式の質問書であれば、返答しやすく相手の時間も気にせず聞く事ができます。
今回はInDesignでInteractive PDFを作ります。

01内容をあらかじめ作る

InDesignで内容をあらかじめ用意します。
今回は、様々な記入の仕方でサンプルアンケート用紙を作ります。
内容は以下の通りです。

  • 問1 どちらか一つを選択する
  • 問2 複数選択可能
  • 問3 リストから一つを選択する
  • 問4 記述式
  • 署名欄
  • 送信ボタン

02ラジオボタン

ラジオボタンは答えが一つの場合に使用します。
質問はYes/Noで答えられる内容が一般的です。

ボタンとフォームパネルを表示させます。
画面上にない方はウィンドウ > インタラクティブ から表示させて下さい。

あらかじめ作っておいた「はい」と「いいえ」の前にある円を両方選択します。
この時に両方選択する事が重要となりますので気をつけて下さい。

ボタンとフォームパネルのあるタイプからラジオボタンを選択します。

これでどちらか1つ選択するボタンができました。最後に押した方が選択されます。

ボタンとフォームパネルのしたの方に記述を必須項目としてチェックする事が出来ます。

再質問防止のために使用する事をお勧めします。

03チェックボックス

次に使用するのはチェックボックスと言って複数の選択が可能になります。

選択肢の前に四角形ツールでボックスをそれぞれ作ってあります。
先ほどと同じようにボックスを全て選択し、タイプからチェックボックスを選択します。

順調に簡単に出来て素敵すぎます。

04コンボボックス

コンボボックスとはリストから一つ選択する時に使用します。

問1と同じじゃない?ってそうですよね。
この問3の方法はリストが多すぎてスペースのない時に使用します。
例えば、都道府県など選択する記入式のものを目にする事があると思います、まさにあのイメージでここではドロップダウンリストとして作成していきます。

今までと同じようにボックスを選択し、タイプからコンボボックスを選択します。

ここで選択リストを作成していきます。
パネルのしたの方にあるリストアイテムの枠にリストを一つずつ記入します。記入後は必ず右の+(プラス)ボタンをクリックして下さい。

リストが完成すればコンボボックスは完成です。

05テキスト記入

最後の質問ボックスは記入式になります。

いままでと同様にボックスを選択しタイプを選択します。
選択するのは、テキストフィールドです。

このテキストフィールドは大きさは自由に作成できます。コメントのように文章になる場合はボックスを大きめに、名前のようにあまり長くない場合は高さを広く取らずに済みます。

06署名欄を作る

次によく契約書などで使用されるサインの場所を作ります。

署名する場所がわかるよう下線を引いておくと親切です。
その下線の上あたりに透明なボックスを作って選択し、パネルのタイプから署名を選択します。

07送信ボタンの作成

文章の最後にある送信ボタンですが、このファイルを指定した送信先に送るように設定していきます。

あらかじめ作っておいたオブジェクトの上に署名の時と同様に透明のボックスをボタンの上に作成し、その状態のままパネルのタイプからボタンを選択します。

さらにアクションの横にあるプラスをクリックし、送信フォームを選択します。

送信フォームを選択するとURLと書かれた枠が出てくるのでここに『mailto:送信先のメールアドレス』を入力したら完成です。

08DPFへの書き出し

InDesignファイルを保存してデーターをまず作ります。
続いてファイルの書き出しを行います。

ファイル > 書き出し または+Eでファイルを書き出します。

保存する際にフォーマットをインタラクティブ用のPDFとして保存したらpdfファイルが作成されます。

09拡張機能を有効にする

Adobe Readerでも書き込みができるように拡張機能を有効にする必要があります。

先ほど作成したpdfファイルを開き、別名で保存から機能を追加する事ができます。

別名で保存 > 拡張機能が有効なPDF > 追加機能を有効にする

有効にした後は、Acrobat Proを持っていない人でも記入する事ができます。

今回はシンプルな機能だけを紹介しました。
また少しずつ機能を紹介していきます。今回もお疲れ様でした。

おまけ

パネルの横にあるオプションからサンプルパネルを出して簡単にボタンなどのデザインを作る事ができるので是非参考にして下さい。

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